技術情報

FlutterのAVDとSDKを外部ストレージに移した話!


Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/c9962019/public_html/mochinoki-labo.com/wp-content/plugins/rich-table-of-content/functions.php on line 490

こんにちは、MSKです。
今まではJavaとKotlinでAndroidアプリを開発していましたが、最近はFlutterに興味を持って勉強しています。
最初にAndroid Studioをインストールしたときはデフォルトの場所にインストールしていましたが、Cドライブが圧迫されてきたので、AVDとSDKをDドライブに移しました。
その時に少し苦労したので、メモしておきます。(環境はWindows10です)
急いで色々試してうまく行ったので、画面キャプチャができていないので、文章だけになります・・・

仮想デバイスの場所を移した

AVDが保存される場所はC:\Users\(ユーザー名)\.android\avdです。
保存先を変えるためにDドライブに.android\avdというフォルダを作成します。

環境変数を編集するために

  1. コントロールパネルを開く
  2. システムとセキュリティをクリック
  3. システムをクリック
  4. 開いたウィンドウのシステムの詳細設定をクリック
  5. ポップアップが開くと思うので、下側の環境変数(N)…をクリック

これで環境変数の編集する画面が開くと思います。
このうち、下側のシステム環境変数の下側の新規ボタンをクリックします。
新規登録の画面が表示されると思いますので、次のように入力します。

  • 変数名(N) : ANDROID_AVD_HOME
  • 変数値(V) : D:\.android\avd

変数値にはAVDを保存するフォルダへのパスを入力します。
編集が終わったら、OKボタンをクリックします。
PCを再起動すると、今まで使っていたAVDが表示されなくなっていると思います。
新しくデバイスを作る場合はここで作ると良いと思います。

僕の場合は、SDKがもっとCドライブを圧迫していたので、先にSDKを移動します。

SDKの場所を移した

次の順序でSDKのパスを変更します。

  1. Android Studioの右上の「SDK Manager」をクリックします。
  2. 開いたポップアップ上部のAndroid SDK LocationにSDKをインストールした場所までのパスを入力します。僕の場合はD:\.android\sdkにしました。
  3. インストールするSDKを選択してOKを押します。
  4. OKボタンを押します。

こちらもPCを再起動してパスを反映させます。
その後、Android StudioでFlutterのコーディングを行い、仮想デバイスで動作確認しようとしたところ、仮想デバイスを立ち上げても、no deviceのまま実行ができませんでした。

もしかして、環境が壊れたかなと思い、shellでflutter doctorを実行しました。
Android SDKがNGになっていました。
次のような内容が書かれていました。

Unable to locate Android SDK.
Install Android Studio from: https://developer.android.com/studio/index.html
On first launch it will assist you in installing the Android SDK components.
(or visit https://flutter.dev/docs/get-started/install/windows#android-setup for detailed instructions).
If the Android SDK has been installed to a custom location, please use
flutter config --android-sdk to update to that location.

SDKをカスタムの場所に移した場合、flutter config –android-sdkで更新しろと書いてあります。
早速次のコマンドを打ちました。

flutter config --android-sdk (SDKへのパス : 僕の場合はD:\.android\sdk)

パスが通ったみたいなので、念のため再起動して再度flutter doctorを行ったら、全てOKになりました。
Android Studioを開いて、仮想デバイスを立ち上げ、Runすると正しく仮想デバイスに開発中のアプリが表示されました。

最後に

Android Studioが出たばかりから使っているので、少しでも環境をいじると動かなくなるというトラウマを持っていたので、今回も恐る恐るやってみましたが、案外簡単に移動することができました。
(出たばかりはAndroid Studioでは、マイナーやビルド番号が変わる程度のバージョンアップでも今まで問題なく開発できていたプロジェクトのビルドが通らない・実機にインストールして動かすことができないなどの問題が発生してました・・・その対応に業務時間すべてを使って解決したこともあり、かなりトラウマでした。僕の知識不足も原因としてはあったのだと思いますが・・・)

Cドライブの容量が小さくて外部ストレージに容量の大きいAVDやSDKを動かしたい人もいるだろうと思い、またPCを変えた時に僕も必要だろうなと思い、書かせて頂きました。

以上、「FlutterのADVとSDKを外部ストレージに移した話!」でした。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。

ABOUT ME
MSK
九州在住の組み込み系エンジニアです。 2児の父親でもあります。 数学やプログラミングが趣味です。 最近RustとReact、結び目理論と曲面結び目理論にはまっています。